エリオット波動理論とは?

トレードで勝つためにはどうすればいいでしょうか?

一般的に、初心者でも勝ちやすい相場は、ブレイクとトレンド相場だといわれています。

株式投資で勝てない方は、このトレンド相場にうまく乗れていないのが原因です。
「買ったら下がった・・・」
「売ったらもっと上がった・・・」
「損切りした瞬間に相場が反転した・・・」

どこで買い、どこで損切をし、どこで利益確定をしたらいいか?

この問題点を解決する方法として、エリオット波動理論を習得する方法があります。

エリオット波動理論ができた歴史的背景

1938年「波動原理」という論文が世に出されました。
これが後にエリオット波動理論として知れ渡る最初の出版物です。

この論文の著者は、チャールズ・J・コリンズさんでしたが、元はラルフ・ネルソン・エリオットさんからコリンズさんに贈られた論文でした。

その後、エリオット波動理論は、ラルフ・ネルソン・エリオットさんが、死の2年前の1946年に病床の中で書き上げた「自然の法則・宇宙の神秘」で完成します。

ラルフ・ネルソン・エリオットさんは、株式市場の値動きは、人間の行動を広い意味で支配している自然の法則の一部だと信じていました。

そして、現在、ラルフ・ネルソン・エリオットさんの死後80年近く経ちましたが、これが事実だとわかっている方は、果たして何人いるでしょうか?

少なくとも、

「相場は大口が支配している」
「チャートを見ているから勝てない」
「PERガー!PBRガー!」

と言っている人は、事実だということを知らないでしょう。

エリオット波動理論の基本原則

エリオット波動理論は、パターン・比率・時間の3要素があり、その中でパターンが最も重要とされています。

その中身は、株式市場は5つの上昇波と、それに続く三つの下降波のリズムで動いているというものです。

 

そして、エリオット波動には3つの基本原則があります。

1⃣ 1・3・5波の推進波の中で、第3波が最短になることはない。
つまり、第3波を狙って仕掛けるのが一番勝ちやすい。
2⃣ 第1波の起点を下回ってボトムをつけることはない。
つまり、第1波安値はロスカット株価になる。
3⃣ 第4波が第1波の高値を下回ることがない。
つまり、第1波高値ラインはサポートとして意識される。
これらを踏まえたうえで、攻略法を読み進めてください。

エリオット波動の攻略法

エリオット波動理論は、もともとダウ理論とフィボナッチ数列の影響を大きく受けて完成した理論であり、ダウ理論を補足するという位置づけでラルフ・ネルソン・エリオットさんが研究していたものです。

ダウ理論がもとになっているということでトレンドの概念があり、そして、フィボナッチ数列を利用したフィボナッチ・リトレイスメントと相性がいい理論でもあります。

フィボナッチ・リトレイスメントは、人間がついつい自然の法則で行動を起こしたくなる不思議な数列のことで、38.2%、50.0%、61.8%水準では、不思議と相場が反応します。

またエリオット波動は、第3波、第5波の到達点を数式で計算することができます。

この数式については、初級者から上級者までのロードマップの「エリオット波動」の中に登場します。

つまり、エリオット波動がわかれば、株をどこで買い、どこで売ればいいか明確にわかるということになります。

 

ただ重要なのは、数式ではなく、どこがエリオット波動の起点なのかであり、今、エリオット波動の第何波なのかという情報です。

実際、エリオット波動は、チャートを見た人の数だけ存在するといわれており、どこが起点で、どこまでが第3波で・・・

というのがはっきりわからないというのが欠点です。

 

勿論、当スクールでは、このエリオット波動の各波動を定義・言語化し、誰でも一貫性のある見方で捉えることができるカリキュラムを組んでいます。

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